マーケティングについて考えてみると、とても難しいと思うかもしれません。
そこで、ここでは「マーケティング」というものを簡単に考えてみます。
セールスを不要にするなどのように定義されるマーケティングですが、実際にはどのように顧客を獲得するのか、その際に顧客とどのように関わり、どのように商品を購入してもらうのかが重要になります。
そんな小難しいマーケティングを簡単に考えるとどうなるのか、ぜひ見ていきいましょう。
もくじ|気になるところからお読みください!
マーケティングは難しいは間違いです
マーケティングは身近なところに潜んでいる
マーケティングは難しいは間違いです
まず最初に結論からお伝えすると、マーケティングを簡単に考えるのであれば、下記の2つの視点で考えることです。
- 目立つこと
- 買いたいと思ってもらうこと
そんなことなのか。
もしかしたらそう思われるかもしれませんが、マーケティングを考える上でシンプルに絞り込むとしたら上記の2つで完了します。
まずは目立ってお客様に知ってもらい、あなたの商品やサービスを欲しいと思ってもらう。
そして購入してもらう。
マーケティングをシンプルにまとめるとたったこれだけのことでしかありません。
実際の行動については、後半に紹介しますので、気になる方は間を飛ばしてもらっても大丈夫です。
先にマーケティングというものを難しく考えるのではなく簡単にしていくために、もう少し分解して考えていきます。
マーケティングは身近なところに潜んでいる
近年、FacebookやInstagramなどのSNSやYouTubeなどがメディアの大半を占めるようになりました。
そうしたメディアを見ていると、”マーケティング的“な宣伝が多いように感じるかと思います。
マーケティング的というのは、YouTube広告やSNSなどのタイムライン上に表示される広告などのことを言います。
そうしたものは、全てマーケティング活動の1つの要素です。
マーケティングは、恋愛などと同じで、まず「あなた」と「相手(顧客)」が出会うところから始まります。
しかし、そうした相手と出会うためには、まずあなたの存在をアピールしなくてはいけませんよね。
SNSやYouTubeなどに表示される広告は、そんな出会いを求めるが故の行動になります。
マーケティングはナンパと一緒って話
一つ、ナンパというものをイメージしてみてもらいたいのですが、ナンパをする際に、どのように声を掛けるのかはとても重要なポイントになります。
相手を呼び止めて、興味を持ってもらえるように声をかけますよね。
広告を出すということは、相手に興味を持ってもらうために呼び止める一つの行動です。
- 集客で困っていませんか?
- セールスの成約率を上げませんか?
- 商品単価を上げませんか?
- 技術を習得しませんか?
- 売上をあげたいと思いませんか?
こうしたメッセージは、すべて相手に興味を持ってもらうために必要なものです。
マーケティングとは一般的には、「商品の流通」という意味合いで使われることが多いものです。
商品の流通とは、あなたの商品やサービスが、どのようにお客様の元まで届けられるのかということ。
ナンパの場合も、あなたと相手がどのように接点を持つかから、どのような関係になるのかの一連の流れで考えます。
マーケティング=経営という勘違い
マーケティングと経営はイコールですと言っている人がいますが、マーケティング=経営という考え方は違ってきます。
経営と聞くと一気に難しそうと思われるかもしれませんが、経営とは事業の利益を出すための活動全体のことを指しますが、マーケティングの目的とはずれてきます。
経営とは、事業を営むということです。
マーケティングを含め、事業を円滑に回す、利益を出し続けるための仕組みの構築が求められます。
それに対してマーケティングについて考える際は、まず下記の2つに分けて考えていきましょう。
- 商品
- マーケティング
マーケティングと商品は別ものとして考える
マーケティングは商品を販売するまでの一連の流れを指しますが、マーケティングが商品ということではありません。
当たり前のことを言っているように感じるかもしれませんが、意外とこの2つを一緒にして考えてしまう人が多いので注意しておきましょう。
では、書品とは何かと考えてみましょう。
ここでは、イメージとして本屋で考えてみましょう。
本屋の場合、商品は「本」になりますよね。
他のケースも見てみると下記のようになります。
- コンサルタント=コンサルティング
- 薬局=薬
- ホテル=宿泊
- スーパー=食品や飲料
- カウンセラー=カウンセリング
- コンビニ=日用品全般
- 八百屋=野菜
- 整体院=施術
- コーチ=コーチング
- 美容室=カットやカラーなど
取り扱う商品のラインナップにもよりますが、上記が主な販売する商品になります。
取り扱う商品という面で考えてみると、物販や技術やノウハウなども含まれてきます。
法人として活動をしている場合は、会社という存在自体が商品としてなり得るケースもあります。
商品とは別もののマーケティングとは
では、マーケティングとは何かと考えてみましょう。
先ほどは商品について解説をしましたが、マーケティングとは商品を売りやすくするための施策のことを言います。
もう少し難しい言い方をすれば、商品が売りやすくなる仕組みを作ることです。
本屋の場合であれば、店舗に本を並べているだけではお客様は来店しませんよね。
美容室や整体院なども同じです。
個人でやっていればなおさら来店してもらうことは難しくなっていくでしょう。
ですが、美容室や整体院のケースで、ホームページを作り、チラシを撒いていたとしたらどうでしょうか。
何もしていない状態に比べて、お客様が来てくれる可能性が上がると思いませんか?
本のケースだと、ただ並べているだけよりも、お店の前に話題の作品の名前が書かれたポスターを貼っていたり、お客様の目が止まるところに平積みをしていたりすれば、商品が売れやすくなります。
実はマーケティングって、こうした小さな行動の一つ一つがすべて含まれているってことです。
マーケティングは小さなことの積み重ね
- ホームページを作る
- チラシを撒く
- 本の平積み
上記のように紹介した行動もマーケティング活動の一つですし、下記のような行動も全てがマーケティング活動となります。
- ブログを書く
- Instagramで情報発信
- Facebookで情報シェア
- YouTubeで情報発信
- Twitterでのツイート
こうして考えてみると、マーケティング自体、身近な存在としてあることがわかってきます。
マーケティングの目的は、商品の流通の最適化と最大化。
つまり、商品をお客様が手にとってもらいやすくするための活動ということになります。
マーケティングをシンプルに考えたら2つのことをやれば良い
一言で言えば、商品を売るための活動となりますが、序盤でもお伝えしたように、下記の2つのことだけを考えていればマーケティングは成り立つと言えます。
- 目立つこと
- 買いたいと思ってもらうこと
ランディグページやセールスレターなどのケースで表してみると、キャッチコピーで目を引いて、オファーを提示して商品を購入してもらう。
店舗ビジネスのケースで表してみると、ホームページや看板などを使って店舗に来店、来院してもらう。
身近なスーパーマーケットのケースで表してみれば、チラシや看板を使って存在を知ってもらい、特売チラシで人を集めて、他の商品も購入してもらう。
ブログを使ったコンテンツマーケティングのケースでは、ブログにアクセスを集めて、メルマガに登録をしてもらい、商品を購入してもらう。
ビジネスや扱っている商品によって、どのように目立つかの違いはありますが、知ってもらう、興味を持ってもらう為に目立つことには変わりありません。
そもそも、存在を知ってもらわなければ商品を購入するまでにも至らないわけなので。
そうした2つの行動を分解してもう少し解説を加えていきます。
目立つための行動とは何か
目立つということは、ビジネス活動において、お客様と触れるための入り口となります。
扱っている商品やサービスがどんなに素晴らしくても、お客様が知らないものであれば、購入をしてもらうことはありませんよね。
その為に、まずはお客様に知ってもらうための行動が目立つ行動となります。
少し難しい言葉を用いると、「認知」してもらうということになります。
認知してもらう(=知ってもらう)為に、目立つ行動をしようというのが、マーケティングの最初の行動となります。
目立つ行動の具体例
- キャッチコピーにパワーワードを用いて言葉を強烈にする
- チラシを手書き風にして目を留めやすくする
- ブログ記事を作ってアクセスを集める
- 看板に電飾をつけて目立つようにしてみる
- ホームページならシンプルにしてみる
他にも、専門誌で記事を載せてもらう、テレビCMやラジオ番組に出演する。
芸能人などを使って注目を集めるなどの行動も目立ち知ってもらうための行動になります。
まず何よりも重要になることは、知ってもらうこと。
そして、興味を持ってもらうことです。
とにかく、目を引かせることに集中することで目立つ行動が取れるようになります。
買いたくなる行動とは何か
お客様が買いたくなる状態は、難しい言い方をすると購買意欲を高めた状態にするということになります。
購買意欲がある状態とは、「欲しい」と思ってもらえる状態。
どんなに目立ち、知ってもらい興味を持ってもらっても、実際に商品やサービスを購入してもらう為の行動も必要になるのです。
認知されても、購買意欲を高めることができなければ、「ふーん、、、で?」などのように、購入するという決断にまで至りません。
お客様が買いたくなる為に必要なことは、相手の「感情を揺さぶる」ことです。
感情を揺さぶると聞いてもピンとこないかもしれませんが、どのような商品やサービスであっても心を動かされない商品にはお金を支払いたいと思うことはありません。
映画などでも人気のあるタイトルは、人の心を動かす何かがありますよね。
- 感動
- 衝撃
- 共感
- 感激
- 恐怖
- 不安
- 違和感
など
人を動かすものには、必ず人の感情を揺さぶる要素が含まれています。
それを自分自身のビジネスで考えた場合、どのように取り入れることができるかと考えることが、マーケティングで成果を出す為には必要になるということです。
先に答えをお伝えすると、今の時代においてWEBを使った活動はあって当然、無くては厳しくなる状態を作り出す可能性を格段にあげてしまいます。
そうしたWEBを使う際には、コピーライティングという文章を書くスキルが必要になります。
どのようなビジネスにおいても、コピーライティングのスキルは必須となります。
目立つ時にも、商品を購入してもらう時にも文章を書くスキルが必須。
このことを覚えておきましょう。
買いたいと思ってもらう具体例
商品やサービスの価格に対して、お得に見せることはまず何よりも重要になります。
オファー(お客様がお金を支払うべき対価:取引条件のこと)を強くする。
こうした言葉がありますが、オファーを強くするには下記のような要素が必要になります。
- 価格以上の価値を感じられる
- ライバルや他の商品との違いを伝える
- お客様の声や口コミを見てもらう
- 今必要だという理由を伝える
- どんな人にオススメなのかを伝える
- 手に入れることでどうなれるのかを伝える
上記の要素は、コピーライティングの中でも、セールスライティングという商品やサービスを購入してもらう為の文章を書く際にも欠かすことができないものになります。
テクニック寄りの内容に触れていますが、知っておいてもらいたいことは、綺麗な文章を書きましょう、上手いキャッチコピーを作りましょう。
そうしたことではなく、お客様が「買いたくなる」状態を作れれば良いということ。
セミナーや塾などに参加して勉強をいくらしても、買いたいと思ってもらうことには繋がりません。
ブログやホームページ、ランディングページやセールスレターなど、どのようなメディアにおいても、綺麗に作るよりも、かっこよく作るよりも、自己満足で作るよりも、「買いたい」と思ってもらえるものでなくては意味がないので注意しておきましょう。
マーケティング活動を自分で判断するときのポイント
どのような施策を行うとしても、それが正しいのか、本当に売上に繋がるのかなどはやってみないとわからないものです。
しかし、リリースする前に一度自分自身の目で確認をしてみることは欠かせません。
自分自身で「書いた文章を読んで」本当に「欲しい」と思えるかどうか。
誤字脱字などを探す見方ではなくて、お客様の視点に近い状態(フラットな状態)で書いた文章を読んでみることがポイントです。
あなたが買いたいと思えないものであれば、お客様が欲しいと思うことなんてありません。
これくらいなら売れるかもしれない、そうした印象を持ってしまうのであっても、お客様が欲しいと思うことはありません。
まずは自分自身がお客様の立ち位置で欲しいと思えるかどうかを見直してみましょう。
「これは買わなきゃ損だ」と感じられるなら、それはお客様からの反応も取れるものになります。
もっと追求すれば、「今、これを買わなきゃ損してしまう」と思えたらな、それは売れるコピーになっている可能性がとても高いでしょう。
ただし、あくまでもフラットな視線で見ての場合なので注意しておきましょう。