「引き寄せの法則」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
僕自身の経験から言わせていただくと、「引き寄せの法則」という言葉は、サラリーマン時代には一切耳にすることはなく、起業家として活動を始めてから、初めて耳にした言葉でした。
つまり、おそらく一般的な社会では、認知すらされていない可能性が高い気がしています。特に男性は、引き寄せの法則の性質上、理解しにくい内容であるため拒絶する傾向があるはずです。
しかし、自身の思いを成し遂げている起業家の人たちと話をすればするほど、思いを強く持つことの重要性が解かれ、「引き寄せの法則」という言葉が出てくるのです。
目に見えない「イメージ」「思い」が現実世界に作用するという、信じがたい話を多く聞くようになり、「結果を出している人たちが言うのだから信じても良いのかもしれない」というように思い始めたのです。
本記事では、そんな「引き寄せの法則」のスタートの部分、「なぜイメージが重要であるのか」と「イメージの作り方」について、お伝えしていきます。
なぜイメージすることが成功を引き寄せるのか?
「世界は思いによって作られたものである」と言われると、なかなか理解しがたいことを言っていると感じてしまうかと思います。
普通なら「行動した結果、作られたものが世界である」と考えることでしょう。しかし、ここでの「行動」は、「思い」が先あって行動に移ったと言えるのです。
よく考えてみると、私たち人間は、何らかの思いがあって行動しているはずです。例えそれが些細なことであれ、人は思いを元に行動をしているのです。きれいに見られたいから、着飾ったり、楽しさを味わいたいから、遊園地に行ったりと、何かしらの思いがあって行動しているのです。
何かしらの行動を起こす際には、エネルギーが必要です。思いというエネルギーが行動を生み出しているのです。エネルギーは一定の周波数のもとに振動しています。この周波数に共鳴する人、もの、事象などが、自然と近寄ってくることを「引き寄せの法則」と呼んでいます。
昔のラジオを知っている方ならば、ラジオ番組を視聴したい場合、周波数を調整して番組を受信していることはご存知かと思います。文化放送であれば1134kHz、ニッポン放送であれば1242kHzというように、周波数を合わせることで番組が聞ける状態になるのです。
これと同じことが、人と人、人と事象などの間でも起こります。あなたも「あの人とは波長が合う」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。ラジオで周波数を調整して視聴するように、人と人の周波数がぴったり合ったために、相手のことが良く分かる状態となり、共感できる相手となるのです。
人がラジオのように発する周波数は、イメージにより作られます。「こうなりたい」というイメージや願望が、周波数となり、あなた自身から発せられることとなります。
しかし、ラジオと同じように、受け取る側が周波数を合わせなければ、ラジオ視聴と同じく受信ができません。結果、そもそも周波数が合っている人だけが、あなたの周波数をキャッチできるのです。キャッチできる者同士が自然と引き寄せあいます。これが「引き寄せの法則」なのです。
まとめると、イメージをした人が出す周波数は、その周波数をキャッチできる人、もの、事象しかキャッチできません。キャッチできる人は、イメージした人が望む未来を成し遂げるために必要であるからこそ、周波数をキャッチできているのです。
つまり、「イメージをすること」が周波数を作り、必要なものを引き寄せるわけですから、「イメージすることが大事」と言えるわけです。
引き寄せの法則で成功を手に入れる2つの方法
これまでの経験や、教育から、なかなか信じがたいかもしれませんが、何かを成し遂げる時には2つの原因があります。
- 目に見える、理解できる物的な原因
- 目に見えないエネルギー的な原因
1はごく普通のこととして理解できていることかと思います。なぜならば目に見えて理解できることばかりだからです。どこかに行きたいと思ったら、電車や車で移動するといったような、誰にでも明確に理解できることが存在するからです。
2の目に見えないエネルギーでは、そうは行きません。前項目でお伝えしたように、イメージをすることで引き寄せられるというような事象だからです。
何かを望むことによって、エネルギーがその望みの方向に集中、統一されます。集中、統一されたエネルギーは、より大きなエネルギーとなり、多くの人に届きやすくなるのです。
目に見えないエネルギーを信じることは、なかなか最初は難しいかと思います。しかし、成功者の多くが語っている以上、「そういうものがあるのかも」と、少し信じてみるだけでも今までとは違う情報をキャッチするようになるはずです。
なぜなら、あなたのキャッチできる周波数が変わるからです。
引き寄せの法則を現実化させる具体的なイメージの作り方
引き寄せの法則が起こるためには、イメージが重要であることをお伝えしました。ここでは、そのイメージの作り方について解説していきます。
ただ、その前に1つだけお伝えしておきます。イメージを作るときにも関わる部分ですので、先に確認しておきましょう。
否定形は存在しない
注意して欲しい重要なポイントとして、イメージを作る際には「否定形にしない」ということです。もっと言えば、「否定形は存在しない」と言って良いでしょう。
よく考えてみると分かるかと思いますが、否定形でイメージを行おうとした場合には、イメージすること自体ができないのです。
あえて抽象的な例を出しますが「黒ではない」ということを考えた場合、一生懸命「黒」について考えることになります。
「貧乏でいたくない」「会社に勤めたくない」など、否定的な言葉でイメージを作ろうとすると、結局、望む未来をイメージするつもりが、イメージできないことになってしまうのです。
具体的なイメージ
イメージを、肯定的な言葉で具体化していきます。鮮明にイメージできれば、その分だけ引き寄せる力が上がり、広範囲に影響を及ぼします。だからこそ、鮮明にイメージすることが大事なのです。
では、どのあたりまで、どのように具体化すれば良いのでしょうか。
結論から言えば、「可能な限り」です。イメージすることで、肌で感じ取れるような、空気感、におい、味なども感じられるレベルまで行ければ、かなり良いイメージであると言えます。
具体的なイメージをする際の手助けになるように、いくつか具体的な質問を挙げておきます。これらに答えることで、ある程度具体的なイメージに近付けるはずです。
イメージ鮮明化の質問
- 具体的にどうなりたいですか?
- どれくらいのお金が欲しいですか?
- どんな場所に、どんな建物に住みたいですか?
- どんな間取りですか?
- どんな職業でお金を得ていますか?
- 職場環境はどんな状態ですか?
- どうやって通勤していますか?
- 休みの日はどれくらいありますか?何をしますか?
- どんな衣服をまとっていますか?
- アクセサリーや装飾品はどんなものですか?
ある程度イメージができましたでしょうか。質問の内容によっては、絵に描いてみると良いでしょう。
上記質問でも、まだまだ具体化には足りないはずです。あなた自身の望む未来にあった、多くの質問を自分自身に投げかけまくってください。
そうすることで、あなたの望む未来のイメージは、より鮮明になり、結果、引き寄せの法則が発動するはずです。